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FXのリスク

為替変動リスク

為替変動リスクはその名の通り、為替相場が変動することによって生じるリスクです。
FXにおけるリスクの中では最も分かりやすく、最も注意しなければならないリスクといってもいいでしょう。
為替相場は休むことなく年中動き続けています。
そのため、ポジションを持っていた通貨が、いつの間にかマイナスの利益になってしまうことも少なくありません。


例えばドル円を1ドル=110円で買ったとします。
2日経ったら1ドル112円になりました。このときはプラスの利益です。何の問題もありません。
ところが、4日経ったら1ドル109円になりました。こうなるとマイナスの利益ですね。
このように、為替変動リスクとは、為替相場の変動によって売買した通貨の利益がプラスになったりマイナスになったりするという、実にシンプルなリスクです。


FXには特有のスワップポイントによる利益がありますが、為替変動リスクがその利益を帳消しにしてしまうこともあります。 帳消しでプラスマイナスゼロならまだいい方です。
もし、利益がマイナスになってしまうと、もはや資産運用とは呼べませんね。
為替変動リスクは、FXをしている誰もが分かっているリスクなのに、誰もが損をしてしまうリスクなのです。

流動性リスク

流動性リスクとは、流動資産の調達運用に関わるリスクのことです。
もっと分かりやすく言えば、様々な要因によって、売買注文をしてもそれが成立しないリスクのことです。
株式投資と比べると、FXは流通量が多く、売買も成立しやすいと言われています。
しかし、これはメジャーな通貨だけに言えることです。


マイナー通貨の中には、流通量が極端に少なく、売買が成立しにくいものもあります。
流通量が少ない通貨の代表としては、南アフリカランド、メキシコペソなどが挙げられます。
いずれも新興国で、まだまだ経済発展の途上にある国の通貨です。
売買が成立しないだけならとるに足らない問題ですが、流動性リスクにはもう一つ問題があります。


それは、自分の注文した値段と全く違う値段で売買が成立してしまった、という事態が起こることです。
例えば、ランド円を1ランド=16円で買いたかったとしましょう。
ところが、実際は1ランド=10円で約定されてしまいました。
とんでもない話に思えますが、流通量の少ない通貨で取引すると、このような事態が実際に起こってしまうのです。
流動性リスクを回避したければ、注文方法を指値注文にしておくことです。
指値注文にしておけば、売買が成り立たなかったとしても、注文した値段と全く違う値段で売買が成立してしまうということはありません。

金利変動リスク

金利変動リスクとは、支払わなければならない、もしくは受け取ることのできるスワップポイントが変化するリスクのことです。
スワップポイントというのは、各国の経済状況や金融政策等を反映し、日々変動しています。
スワップポイントが一定になることはほとんどありません。
一見すると、とるに足らないように思えるこのリスクですが、意外と大きなダメージになります。


ダメージになるのは、円ニュージーランドなど、高金利通貨で低金利通貨を売買する場合です。
この場合は、スワップポイントを毎日支払わなければなりません。
さらに、海外の金利動向により、支払うべきスワップポイントが大きくなってしまう可能性があるのです。
レバレッジを大きくしている場合(10倍、20倍・・・)は、それなりの支払いを要求されるので注意が必要です。


ただ、金利変動リスクは簡単に回避することができます。
高金利通貨で低金利通貨を売買しなければいいのです。
ドル円、ポンド円など、低金利通貨で高金利通貨を売買すれば、金利変動リスクは発生しません。
また、ポジションを長く持たないのも回避方法です。
エントリーしたら数時間ですぐに手放してしまう、こうすると、スワップポイントの支払いは発生しません。

信用リスク

信用リスクとは、FX業者に貸預けたお金が返ってこないリスクのことです。
かつてFX業者のほとんどは、自社の資産と顧客の資産を同時に管理していました。
預けたお金が業者の資産になってしまうことは、個人投資家にとってはたまりませんね。
もし業者がつぶれてしまえば預けたお金も全てパーです。


この問題を解決するため、自社の資産と顧客の資産を分別して管理するように、という法規制ができました。
ただし、全ての業者に義務付けられているわけではありません。
今現在でも自社の資産と顧客の資産を同時に管理している業者はいます。
信用リスク対策としては、自分が取引を行うFX業者の資産管理方法はどのようになっているのかを事前にしっかり調べる必要があります。


一番安全とされているのは、「くりっく365」という取引所を採用している業者です。
FX取引会社が破綻しても、法的に証拠金は守られることになっています。
「くりっく365」には金融先物取引法の業者登録基準や為替証拠金取引資格などをクリアしていないFX業者は登録することができないのであらゆる面で信頼できます。
信用リスクの回避には、ぜひ「くりっく365」を採用しているFX業者を選びましょう。

マージンコールリスク

マージンコールとは、日本語で言うところの「追証」です。
「追証」はご存知ですか?
わからない方のために、簡単に説明します。
FXでは為替が変動した結果、購入した通貨の損失が一定額以上になると、口座に追加証拠金を入金しなければなりません。
これが追証(マージンコール)です。


そして、マージンコールリスクとは、マージンコールが発生するリスクのことを意味します。
FXの業者によっては、マージンコールを採用していない業者もあります。
こういった業者では、購入した通貨の損失が一定額以上になると、強制的にロスカットされます。
自分の意志と関係なくロスカットされるので、初心者は戸惑ってしまうことでしょう。


マージンコールはレパレッジを大きくすればするほど発生しやすくなります。
目安として、レバレッジを10倍以上に設定するとマージンコールリスクがどんどん大きなっていく、
と覚えておきましょう。
また、損失がいくらになったらマージンコールが発生するのかを、あらかじめ計算しておくことも大事です。
理想はレバレッジを何倍にして、損失がいくらになったらマージンコールが発生するのか、
というところまでを把握しておくことです。


マージンコールリスクを抑えるためには、レバレッジを極度に大きくしないことです。
レバレッジが10倍以下であれば、マージンコールが発生することはほとんどありません。
加えて、値動きの激しい新興国の通貨に投資するのを避けることで、マージンコールリスクを抑えることができます。

ロスカット

ロスカットは投資全般に登場する言葉です。
その名の通りロス(損)をカットする(切り捨てる)という意味です。
「100%勝てるということは絶対にない」
これはFX、株取引、先物取引全てに言えることです。


思ったように動かなかったときは、早めにロスカットをした方がいいのです。
そのまま持ち続けていると、どんどん損が膨らんでいく可能性があります。
最悪の場合、資産残高ゼロになってしまうかもしれません。
ただ、ロスカットは自分から損を確定する、という行為なので、非常に勇気が要りますね。


そこで、ロスカットのルールを事前に決めておきましょう。
例えば、ある一定の値を割ってきたらロスカット、ある一定の期間持ち続けていて利益が出なければロスカット、などというルールを事前に決めておくのです。
ルールを決めておくことで、やみくもにロスカットするよりもずっとやりやすくなります。
大きな損を出すリスクも抑えることができます。


もちろんルールを決めても、決めた本人が守らなければ何の意味もありません。
ロスカットを実行するには勇気と決めたルールを実行する度胸が必要です。
この勇気と度胸を身につけるためには、何度も何度もこなしていくことが絶対条件です。

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